はじめて仮想通貨口座をつくりたいんだけど、コインチェック(Coincheck)ってどうなの?
コインチェックのメリットとデメリットが知りたい!
結局、初心者にとって良い口座なの?
こんな疑問に答えます。
この記事でわかること
- コインチェックのメリット・デメリット
- 初心者がはじめて作る仮想通貨口座としてオススメ!
私が複数の仮想通貨取引所を使った経験から、他の取引所との比較を交えて、コインチェックが優れている点・劣っている点を解説します。
この記事を読むと、「コインチェックは仮想通貨デビューにぴったり!」と言える理由がわかります。
口座選びの悩みがなくなり、早く仮想通貨投資がはじめられるので、ぜひ最後まで読んでいってください。
コインチェックはどんな取引所?
コインチェックは、2012年に設立された国内大手の仮想通貨取引所です。
利用者数も非常に多く、コインチェックのスマホアプリは暗号資産取引アプリダウンロード数で3年連続No.1。
コインチェックのメリット
コインチェックのメリットは以下の5つです。
コインチェックのメリット
①一部上場企業「マネックスグループ」が親会社なので安心
②ビットコインの取引所手数料が無料
③アプリが使いやすい
④銘柄数が多い【慣れてきた人向け】
⑤貸仮想通貨(レンディング)サービスが利用でき、利率も大きい【慣れてきた人向け】
メリット①:東証プライム(旧・東証一部)上場企業「マネックスグループ」が親会社なので安心
コインチェックは、東証プライム(旧・東証一部)上場の大手ネット証券会社「マネックスグループ」が親会社です。
そのため、
- 証券会社「マネックス証券」を運営するなかで培ったセキュリティ技術を活用しており、仮想通貨投でもっとも重要なセキュリティ面が強い
- 財務基盤が強く、破綻するリスクが低い
という点で安心です。
メリット②:ビットコインの取引所手数料が無料
コインチェックは、ビットコインを取引所で売買した際の取引手数料がなんと無料!
仮想通貨初心者は、投資に慣れるまで、将来性が高く価格も安定しているビットコインだけに絞って取引するのがオススメです(人によってはずっとビットコインだけでいいかもしれません)。
なので、初心者にとって、ビットコイン取引手数料無料というのはとても大きなメリットです。
大手取引所3社でも、ビットコイン取引手数料が無料なのはコインチェックだけです。
コインチェック | 無料 |
ビットフライヤー | 0.01 ~ 0.15% |
DMMコイン | − (取引所の取り扱いなし、販売所のみ※) ※取引所と販売所の違いについては、本記事の「デメリット①:「販売所」のスプレッドが大きい【「取引所」で売買すれば関係なし】」の章で解説します。 |
メリット③:アプリが使いやすい
コインチェックのスマホアプリは、とても見やすく使いやすいです。
まず、トップ画面で表示されるチャートが見やすく、表示の切り替えも簡単にできます。
①シンプルな折れ線で表示される「線チャート」
②指定した時間間隔での高値と安値が一目でわかる「ローソク足チャート」
の2つのモードをワンタップで切り替えできます。
[st-kaiwa1]個人的には「時間軸」もワンタップで切り替えられるのがとてもありがたいです。
地味に感じるかもしれませんが、長期チャートで長期のトレンドを見つつ、短期チャートで直近の細かい値動きを確認することは結構多いので重宝してます!
仮想通貨の売買も直感的な操作でできるので、投資未経験者でも全く問題なく使えます。
メリット④:銘柄数が多い【慣れてきた人向け】
コインチェックでは17種類のコインを売買できます。
最初のうちは、投資先はビットコインだけで十分です。
が、慣れてきて資金にも余裕が出てきたら、他のコインにも手を出してみるのも面白いですよ。
[st-kaiwa1]あくまでもメインはビットコインにして、他のコインは少額試してみるくらいでいいと思います!
メリット⑤:貸仮想通貨(レンディング)サービスが利用でき、利率も大きい【慣れてきた人向け】
貸仮想通貨(レンディング)サービスとは、仮想通貨を一定期間コインチェックに貸し出すことで利息を受け取れるサービスです。
利率は貸出期間によって異なり、最高では貸出期間1年で年率5%です。
銀行に預けても0.001%ほどの金利しかつかない時代、5%の利率はとてつもない数字です。
ただし、高利率ということは、それ相応のリスクがあるということです。
レンディングの場合、下記のリスクがあります。
レンディングサービスのリスク
①満期まで引き出せないため、暴落が来ても売れない
②取引所が経営破綻すると、貸したコインが返ってこないケースがある
ただし、①は長期投資(ガチホ)の人には問題になりません。
私はビットコインはガチホ一択だと思っています。ガチホの場合、買ったらさっさとレンディングに回してしまうのがオススメ。
「暴落が来たら売って、落ち着いたら買い戻す」というのは、典型的な「勝てない投資家」の行動パターンです。
また、財務基盤が強いマネックスグループ傘下のコインチェックのレンディングであれば、②についてもそれほど心配することはありません。
手続きも簡単、放置しておくだけで利息がもらえる超お得なサービスなので、仮想通貨に慣れたらできるだけ早くはじめましょう。
ちなみに、国内の取引所でレンディングサービスをやっているのは、コインチェックとGMOコインだけ。
下記の通り、利率はコインチェックの方が高いです。
コインチェック | 14日:年率1% 30日:年率2% 90日:年率3% 180日:年率4% 365日:年率5% |
GMOコイン | 1か月:年率1% 3か月:年率3% |
コインチェックのデメリット
初心者にとってメリットが大きいコインチェックですが、もちろんデメリットもあります。
コインチェックのデメリットは以下の3つです。
コインチェックのデメリット
①「販売所」のスプレッドが大きい【「取引所」で売買すれば関係なし】
②取引所での取り扱い銘柄が少ない【慣れてきた人向け】
③レバレッジ取引に対応していない【慣れてきた人向け】
デメリット①:「販売所」のスプレッドが大きい【「取引所」で売買すれば関係なし】
結論から言うと、このデメリットは問題ありません。
コインチェックの「販売所」ではなく「取引所」を使ってビットコインを買えば、スプレッドはなく取引手数料も無料だから。
[st-kaiwa4]なんか知らない単語がいっぱい出てきた!
「販売所」と「取引所」って何が違うの?
スプレッドって何?手数料と違うの?
安心してください!
これらの意味をしっかり説明しつつ、「このデメリットは問題ない」と言える理由をお伝えします!
取引所と販売所の違い
取引所と販売所では、コインを売買する相手が違います。
- 取引所:ユーザー同士で売買(板取引)
- 販売所:コインチェックが保有する仮想通貨を購入・コインチェックへ直接売却
コインチェックの画面上は、以下のような違いがあります。
取引所の価格は市場の取引価格で決まるのに対し、販売所の価格はコインチェックが提示する価格で決まるイメージです。
販売所の価格には、市場価格に対してコインチェックの利益が上乗せされています。これによって「スプレッド」が生まれます。
スプレッドとは
スプレッドとは、仮想通貨を「買うときの価格」と「売るときの価格」の差額のこと。
例えば、1BTCあたりの価格が以下のとおりだったとします。
- 買うときの価格 = 400万円/BTC
- 売るときの価格 = 390万円/BTC
このときの差額10万円(400万円-390万円)というのがスプレッドです。
つまり、この場合は買った瞬間に10万円のマイナス(含み損)が発生することになります。
[st-kaiwa8]え・・・?!いきなり10万円の損失を抱えるってこと?
そう!だから、スプレッドはできるだけ小さい方がいいことになります。
スプレッドの金額は販売所やタイミングによって異なります。
コインチェックは0.1%~5.0%で、総じてスプレッドが大きいです。
取引手数料とスプレッド
取引手数料とスプレッドは別物です。
コインチェックの販売所は、たしかに取引手数料は無料ですが、スプレッドがあるという落とし穴があります。
一方、販売所ではなく取引所では、スプレッドも取引手数料もゼロです。
[st-kaiwa1]私たち投資家からすると、取引手数料だろうがスプレッドだろうが、お金を取られることには変わりありません。
これを説明せず、「販売所の取引手数料無料!」だけをうたっているブログやサイトがあるので注意してください!
ビットコイン取引所 | ビットコイン販売所 | |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 無料 | 0.1%~5.0% ※その時々で変動 |
※取引所手数料:https://coincheck.com/ja/exchange/fee
※販売所手数料:https://coincheck.com/ja/info/fee
ビットコインの売買には「販売所」を使わず「取引所」を使おう
上の「コインチェックのビットコイン取引所・販売所比較」で一目瞭然ですが、ビットコインを買う際は販売所ではなく取引所で買う方が断然オトクです。
販売所で売買する方が操作は簡単ですが、できるだけ取引所で売買することをオススメします。
デメリット②:取引所での取り扱い銘柄が少ない【慣れてきた人向け】
コインチェックで買えるコインの種類は17種類ありますが、スプレッドがない「取引所」で買えるのはビットコインを含む4種類のみ(BTC、ETC、MONA、PLT)。
これら以外のコインはスプレッドが大きい「販売所」でしか買えないため、手を出しにくいかもしれません。
とはいえ、ビットコインだけを売買するのであれば取引所が使えるので、このデメリットは問題ありません。
[st-kaiwa1]仮想通貨投資をはじめてからしばらくの間は(人によってはずっと)、投資先はビットコインだけにしておくのがオススメ!
デメリット③:レバレッジ取引に対応していない【慣れてきた人向け】
レバレッジ取引とは、口座内に持っているお金を担保にして「持っている金額以上の取引」ができる取引方法。
例えば、口座内の資金が10万円の場合、通常であれば10万円の取引しかできませんが、レバレッジ取引ならその5倍、10倍の額を取引できます。
ただし、レバレッジ取引を活用すれば大きなリターンが狙える反面、リスクも大きくなる=大きな損失を被る可能性も高くなります。
とくに初心者にとってレバレッジ取引はかなり危険なので、手を出さない方がいいです。
「コインチェックはレバレッジ取引ができない」というのはデメリットとして挙げました。
しかし逆に言うと、操作ミスで意図せずレバレッジ取引してしまう危険がないということです。
安心して取引できるので、初心者にとってはむしろありがたい点だと私は感じています。
コインチェックは初心者に最適!
ここまで、コインチェックのメリット・デメリットを見てきましたが、「初心者にとってどうか?」という点でまとめると
- とくに初心者にとって大きなメリットが多い
- 初心者にとって大きなデメリットがない
と言えます。
なので、コインチェックははじめて仮想通貨投資をする人にオススメの口座です。
とくに、メリットの中でも
- セキュリティが強い
- ビットコインの取引手数料が無料
- レンディングができる(利率も高い)
という点は、初心者のうちだけでなく、仮想通貨投資を続ける限りずっと重要な点であり続けます。
「最初のうちだけ使いやすい口座」ではなく「長く使い続けられる口座」なので、1つ目の口座としてベストです。
ただし、コインチェックを使う際は以下の点に注意してください。
コインチェックを使う際の注意点
①販売所ではなく取引所を使うこと
②まずはビットコインから買うこと
まとめ
コインチェックのメリット・デメリットをお伝えしたうえで、とくに初心者にオススメの口座であることを解説しました。
コインチェックのメリット
①一部上場企業「マネックスグループ」が親会社なので安心
②ビットコインの取引所手数料が無料
③アプリが使いやすい
④銘柄数が多い【慣れてきた人向け】
⑤貸仮想通貨(レンディング)サービスが利用でき、利率も大きい【慣れてきた人向け】
コインチェックのデメリット
①「販売所」のスプレッドが大きい【「取引所」で売買すれば関係なし】
②取引所での取り扱い銘柄が少ない【慣れてきた人向け】
③レバレッジ取引に対応していない【慣れてきた人向け】
コインチェックの口座開設手順が知りたい人は、以下の記事を参考にしてください(パソコン推奨)。
>>【完全無料】コインチェックの口座開設手順を画像付きで解説
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